マンションの現状①

令和5年度、私は築40年を超すこのマンションの自治会長になった。まずは、自治会の話をする前に、このマンションの現状を何回かに分けて説明しておきたい。

まずは、ここに住む人々の話。

一般的に、分譲マンションの購入層というのは、30代前半から40代半ばくらいだと言われている。そのような傾向は、今も昔もそれほど変わっていないのだと思う。つまり、人は人生において、その辺りで家族を築きマイホームを手にしようと考えるのだと思う。

それは即ち、現在私が住む築40年強のマンションが、当時「新築」だった時の購入層も当時の30代前半から40代半ばくらいだったのだろうと考えられる。そのため、新築当初は、現状とは様相が異なり、若い夫婦や子連れの家族が主体となる大変活気のある集合住宅だったのではないかと想像する。子供を同じ学校に通わせていたであろう家族も多かっただろうし、それ故にかなり緊密な人間関係が住宅内で構築されていたのだと思う。もちろん、緊密イコール親密ではなく、時としてそれがマイナスに振れることもあったとは思う。40年以上の歴史があるのだから、いろいろあったのだろう。

しかし、そんな彼ら彼女らも、40年以上もの月日が流れると、今では70代後半以上のお年寄りとなった。子供たちは独立し、今では夫婦二人もしくは一人で暮らしている世帯が多くなっている。中には、同じ敷地に2戸目を購入し、子供夫婦もここで暮らしているなんてこともあるようだが、極めて限定的である。いずれにしても、人は年を取るにつれ、また、人生のステージが変わるにつれ、その興味関心も変化していくのは自然の摂理である。もちろん、変化の仕方は、人それぞれ多様であるが、社会そのものの変化に呼応する点もあるだろうし、自分の置かれた経済環境の変化に呼応する点もあるのだと思う。

新築当時から住んでいる人たちを第1世代と呼称するならば、その方々はこのマンションと共に人生を歩みつつ、内外の社会・経済活動の変化とともに自身も変化してきた。一方で、このマンションには、その第1世代のみならず、中途入居組も数多くいる。それらは、中古住宅を購入した世帯であったり、また、賃借人として入居している世帯もいる。40年以上も経過しているのだから、それはどこのマンションにもある当然の変化で、かくいう私も中古を購入して引っ越してきた中途入居組である。

このマンションは、全体として420世帯あり、大規模マンションの部類に相当すると考えられる。その中には、新築時入居組、中途入居組、賃貸組、そして店舗所有者、それぞれの属性割合はどの程度なのか、一般にはあまり知られていない。もちろん、管理組合は、その辺りのことを把握しているが、第1世代層が管理組合を牛耳っており、あまり積極的な情報共有は行われていない。即ち、一部のご老人たちだけが、そのような情報を握っているというのが現状である。

ただし、今年度に入り、私がヒラの自治会役員から会長になってからというもの、入ってくる情報量は格段に増加している。そのおかげもあって、先日、賃貸組が100世帯強あることを知り、また、65歳以上の高齢者が300人強いるということも知った。いずれにしても、このマンションのマジョリティは今も変わらず新築時入居組の第1世代ではないかと感じている。というか、もっと正確に言えば、その辺りの人たちが様々な場面で前面に出てきて、昔の話をしつつ、中途入居組をけん制するものだから、否が応でも目立つし、あまり逆らえない。まぁ、簡単に言えば、80代前後のおじいちゃんやおばあちゃんがとにかくうるさいところということだ。

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